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MNP優遇によるケータイ業界の歪み

久々にブログ更新。今日はケータイの機種変について。

ケータイ業界は様々な問題点を抱えているが、その一つがMNP優遇策であろう。MNPとはMobile Number Portabilityの略で、携帯キャリアから電話番号を変更せずに他社のキャリアに乗り換えることができるサービスである。このMNP自体は、消費者が電話番号に縛られることなく自由にキャリアを選択できるために有用であろう。

ただ、MNPによって他ケータイキャリアに移行する人を特別に優遇する各キャリアの現状での方針には大いに疑問だ。MNPで他ケータイキャリアに移行する顧客は、移行してもらうキャリアからすれば、自分のシェアを拡大するのみならず、他社キャリアのシェアを削るという意味で、新規契約や機種変更する顧客と比較して、そういう観点においては経営戦略上重要な存在であると考えられる。そのため、各キャリアではMNPで移行する顧客に対しては月額料金や端末代を値引くという販売方針を取っている。

一体どれくらいMNPで割り引かれるのか?これは毎度MNPで機種変更をしている人にとっては当然となっているかもしれないが、キャリアを変えずに機種変更をしている人などあまりMNPに馴染みのない人にとっては割と驚愕なものである。

ケータイの複雑な料金体系にはあまり触れないが、基本的にはケータイの月々の料金は以下のようになっている。

通話・通信における基本料金 + オプション料金 + 機種分割支払(24ヶ月) - 分割支払補助(24ヶ月)

ここで重要なのは「機種分割支払」と「分割支払補助」である。

○まず機種分割支払について。ケータイの端末代の支払い方法は現状、「一括支払い」と「分割支払い」の二通りの方法がある。当然ながら一括支払いを選択し、機種変更と同時に端末代を完済している場合は、この「機種分割支払」の項目は月々の料金には加算されない。機種代を分割支払いする場合は、多くのキャリアにおいて24ヶ月の分割支払いが可能であり、端末代を機種変更時には支払わない限りに、分割代金が月々の支払に加算されることになる。

○次に分割支払補助について。ケータイ会社にとっては自社のシェア維持のためには顧客が他キャリアに移ってしまうことは防ぎたい。そこで24か月間自社を利用する代わりに(違反した場合は違約金が発生)、名目上はケータイの分割代金を補助するという形で月額料金を安くするという方針を取っていることが多い。端末代を一括で支払った顧客に不利益が被らないように、一括購入の際もこれは適用されることがほとんど。また、MNPで移行する人には優遇策としてこの補助金が増額されることも多い。

すでにここまででも問題点はある。まずは、分割支払補助についてだがこれは機種分割支払と比較してかなりの割合を占めているため、端末代金を支払い終わった後(24か月後)の月々の料金は、その前の料金と比べてさほど変わらない。つまり、ケータイ端末を大事に扱って、2年経ったあとも利用することにはあまり料金的には意味がない(当然ながら環境負荷の観点では大いに意味はあるだろう)。ケータイ会社がなぜこのような方針を取っているのかがよく分からないが、ケータイ端末のメーカーにとっては買い替えが促進されることは大いにメリットがあるだろう。

さて、ここまででもMNP移行者にとっては有理な条件なのだが、事はここでは終わらない。よく繁華街・商店街を歩いていると、ケータイショップで「MNP一括○○円」だとか「キャッシュバック○○円」という看板が掲げられているのをよく目にするがこれを利用することで、一気にMNPとその他顧客(新規・単純な機種変更・継続利用)の支払料金に差が発生する。

MNP一括○○円とは、MNPによって他キャリアに移行するとケータイ端末代を一括支払いで○○円で購入できるというものである。最たるものだと一括0円というのもあり、この場合は一括支払い契約にも関わらず端末代を一切支払わなくてもよいことになる。ここで重要なのはあくまで「一括支払い」の契約には変わりがないため、「機種分割支払」は当然ないし、「分割支払補助」については変わらず適用されることが多い。つまり単純に機種変更をする場合と比較すると、少なくとも「機種分割支払」分の差が広がる。また「分割支払補助」についても、機種変更とMNPとでは差があることが多いためここでも差が生じる。更には、分割支払い契約の場合は24ヶ月未満で機種変更をする場合は未償還代金を支払う義務が発生するが、一括支払いの場合は当然ながらそれがないため「24ヶ月」に縛られることがない。(24ヶ月未満で解約する場合、一括の場合でも1万円ほどの違約金が発生する場合があるが、これらの割引と比較すれば全く無視できるレベルである)

CBとはキャッシュバックの略であり、多くの場合契約と同時に現金を貰うことができるというものである。キャッシュバックだけでも数万円もらえることはざらであり、24ヶ月で割ると1000円~2000円ほどの月額割引を受けられることと等しい。

以上の、MNP一括○○円とCB○○円を総合すると、単純な機種変更や機種をそのまま使いづづけている人たちと比べて、月々の支払料金は数千円ほど安くなる場合が多い。




なぜMNPをここまで優遇するのか、逆にいえば自社のキャリアを使い続けてくれるロイヤリティの高い人達を冷遇する傾向にあるのか。これはおそらく率直に言えば、ケータイ会社がロイヤリティの高い顧客を馬鹿にしているからであると考えられる。

ロイヤリティの高い顧客には中高年の人達が多いと思われる。キャリアを変更することにはキャリアメールアドレスが変わってしまったり、新しい端末になるために新しい環境に対応していくことが要求される。また「MNP」だとか「CB」といった用語や、ケータイの料金プランは比較的複雑であり、またその内容は日々更新されていくためついていくためには情報収集能力が要求される。こういったことが中高年とってはキャリアを変えることを不便に感じさせるために、いくらMNPによって特典が得られようが同じキャリアに止まることを選択するのであろう。(そもそもそういった選択肢があることさえ知らないかもしれないが)

得てして、継続利用者のケータイ料金は高くなってもそのシェアはさほど失われない。したがって、ケータイ会社の主戦場は流動性が高いシェアということになり、MNP優遇策などが横行することになる。当然ながら、MNP優遇策は本来的には成り立たない料金体系を実現しているため、そのツケは継続利用者の料金に加算されることになる。ケータイ会社にとっては、ロイヤリティの高い顧客は情報弱者であり、彼らに負担をかけることにより、流動性の高い顧客の奪い合いに資金を投入することができるという構造となっている。




この現状を正すことができるのだろうか(つまりロイヤリティの高い顧客の料金を逆に割り引く)。おそらく行政により規制が行われない限り無理であろう。

では、利用者はどうするべきなのか。やはりMNPを活用することが一番賢い選択だと私は思う。その際の私が考えるポイントとしては、キャリアメールの使用を控えることが重要であると考えられる。

スマートフォンが今日のように普及する前のガラケ―時代はほぼキャリアメールしか選択肢がなく、キャリアを変更することは主要メールアドレスの変更を意味し、機種変のとき毎度知人全員に知らせる必要があった。このキャリアメールは、おそらくMNPが適用されるあとのケータイ会社にとって残された大きな引き止め策であっただろう。

しかし「クラウド化」が進んだ今日、スマートフォンではキャリアメールに極端に縛られる必要性はなく、フリーメールはその代替として十分選択肢として考えられる。フリーメールの場合はキャリアに縛られないため機種変更時に皆に知らせるという面倒くさい作業が不要であり、大抵インターネット上にメールデータ保存されているためバックアップの必要性も少ない。

たとえばAndroidであれば、Googleアカウントを作るときに必然的にGmailアドレスが付与されるが、それを主要メールアドレスとしてそのまま利用する手がある。私はそのパターンであり、Gmailはパソコンからメールの操作ができてスマホとの同期も簡単に取れるため、キャリアメールとは比較にならないほど使用しやすい。またメーラーアプリを比較しても、フリーメールなどはアプリの選択肢がいくつもある一方で、キャリアメールは使えるアプリがキャリアが製作した使い勝手微妙なアプリ一つに制限されることが多い。キャリアメールのアドレスが必要だとか機密性の高いメールなどの特殊な状況下ではキャリアメールが必要となるケースがあるだろうからその場合は已むを得ないが、その他の利用にはフリーメールアドレスを積極的に使用することで、機種変更時の負担は大幅に減少する。(そもそもキャリアメールのほうが安全なのかどうかさえ疑わしいとは思うけれども)

また、MNPは24ヶ月という縛りをあまり気にしなくてよい。前述したが、違約金が発生する場合もあるが、キャッシュバックにより十分その費用を賄える場合も多い。ただ、あまりに短期間で行うとブラックリストに入るという情報もあるため、機種変は最低でも半年ごとなどに抑えたほうがよさそうだ。
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近況報告

【近況報告】

結局、今年で就職するという選択肢は色々あってなくなったので、今通っている学科のそのまま上の専攻となる大学院に進むという方向を選びました。

それで、今日その院試が終わりました。長かった・・・。

航空宇宙工学専攻の院試は中々大変ということで、内部生も手を抜けられません。学科によっては「院試なんて二週間で十分でしょ(笑)」という雰囲気ですが・・・。

今年の問題はというと、専門科目(特に午前)は内部生も真っ青なレベルでした。自分も心の中で、さすがにこれは先生やりすぎでしょと苦笑していました。

何はともあれ、やっと勉強から解放されたのでしばらく遊びます。合否は一週間後くらいに追記します。

2014/9/15
報告遅れました。無事、合格しました。あと二年間勉強していきたいと思います。

6学期終了

大学3年生の講義もようやく終了しました。
テスト終わって一安心という感じですが、実はレポートがいくつか残っているんですけどね(笑)


さて、いよいよ再来月から大学4年生、最終学年です。
現役で大学に進学した方は既に経験されているとは思いますが、
一年遅れで僕にも一つの岐路が訪れようとしています。

1.大卒で就職
2.院に進学
3.院死→浪人(2nd Season)

僕の学科は理系なので、多くの人は2番の選択をするという感じですが、
いま現在の僕の中では1.のほうが希望順位が高いです。

そういうわけでちょっとだけですが、就活というものを始めています。
エントリーシートに何を書けばいいのかとか、面接の受け答えどうしようとか
そんなことで悩んでいます(笑)

1.が上手く行かなかったときに備えて、院試の勉強もぼちぼち始めないと。
いやー、大変になるのはいやだなー。

ゆく年くる年

お久しぶりです。

12月から就活時期が始まっていますね。4年で大学を去る人が多い文系の人達は、ほぼ皆就活していますが、理系の場合は院に行くことが多いので、まわりを見てみるとほとんどと言っていいくらい就活には興味なさげといった雰囲気です。就活を回避する代わりに、院試に受からなければいけないんですけどね。

僕はと言うと、申し訳程度にやってます。内定もらえたら就職したいけど、もらえなかったら院試やって院に行くって感じです。

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進学先内定

ごぶさたしてます。

内定先が決まりました。
工学部 航空宇宙工学科です。


結局、当初考えていた学科に進むことになりました。理学部の物理学科はワンチャンと考えていましたが、東大の理物って「一日中物理のことしか考えられない」くらいの物理ファンじゃないとついていけないんだろうなと思い、選択肢から消えました。それで、工学部が選択肢に残った訳ですが、他の学科も面白そうだとは思いながら、突出してここが一番興味ある!というような学科がある訳でもありませんでした。そこで、小さいころから興味のあった航空機や宇宙などに関連している航空宇宙工学科に進むのが、一番モチベが持続しそうな気がしたので、この学科に決めました。

航空宇宙工学は、流体から、材料、制御や推進などなど色々な分野が絡む総合工学なので、必ずしも航空機や宇宙機の研究に絞られるわけではなく、その気があれば他の研究分野にも進むことができるんじゃないか、ということも選んだ一つの点でした。

3年になると、主に機体設計が絡むシステムコースと、主にエンジン設計に絡む推進コースに分かれるので、これから3年にかけてどのような研究が本当に自分の興味が湧くのかというのを見極めていきたいと思います。
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